ブランドがない韓国…中身が空っぽで薄利多売に陥る製造業(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.20 11:15
#1.ファッションの都市ニューヨーク。この中でも5番街は最高のファッション中心地だ。有名ブランドでなければ進出しにくいこの場所に先月17日、スウェーデンのSPAブランドのH&Mが出店した。4フロア全体を使った5295平方メートルの大型店舗だ。ニューヨークのファッション界が見過ごすことはできない一発も準備した。「世界で最も高いアーティスト」と呼ばれるジェフ・クーンズが売り場をデザインした。服だけでなく最高の店舗も見にこいというブランド戦略だ。
#2.昨年9月、新世界本店がリニューアルした。この時コーロンの中低価格女性服ブランドの「クア」は撤退した。「シーズミス」「シスリー」のような韓国ブランドも離れなければならなかった。この場所は海外ブランドが占めた。韓国が繊維大国であってもブランド品になるには歴史と名声で大きく劣った。SPA製品でも押され気味だ。ある有名ブランドの韓国支社長は「韓国は外見はまねるが、需要を予測して素早く新製品を作らなければならないSPAブランドの本質には慣れていないようだ」と話した。韓国ファッション産業研究院のチュ・テジン本部長は「繊維輸出がうまくいっている時に新製品とブランドを開発し未来に備えるべきだった」と診断した。