人種差別に過剰武装対応…黒人青年射殺事件で恥部を見せた米国 (1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.20 10:07
「州防衛軍の投入は、秩序を取り戻すことができても平和をもたらすことはできない」。
USAトゥデイは18日(現地時間)、ミズーリ州のジェイ・ニクソン知事がファーガソン市の事態解決のための州防衛軍投入を発表した後、このように報道した。1週間以上続く暴力デモの原因が18歳の黒人青年マイケル・ブラウン死亡事件にだけあるのではないとの分析とともにだ。米国メディアはファーガソン市事態が、米国の抱える慢性的な問題の総体だと見ている。人種差別、脆弱な地方政治、それによる危機管理やリーダーシップの不在など隠れた恥部が、米国人さえなじみの薄い小都市で表面化しているという分析だ。18日夜にもデモ隊と警察の衝突が激化しながら、デモ参加者2人が銃で負傷し31人が逮捕されたとAPなどの外信が伝えた。警察は、デモ隊の負傷が警察の銃撃でなくデモ隊内部の銃撃のためだと明らかにした。