【コラム】日清戦争と日露戦争、そして2014仁川(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.08.19 13:51
まさにその仁川で9月19日から第17回アジア競技大会が開催される。アジア競技大会は第2次世界大戦直後に始まった。植民地状態で戦争被害を体験した韓国・インド・フィリピンなどアジアの新生諸国が相互平和と協力を図るために大会を作った。このようなアジア競技大会が日清戦争120周年と日露戦争110周年を迎える時期に、東アジアの主要な戦争の激戦地と言える仁川で開かれるのは意味深いと言わざるをえない。
特にこの頃アジアでは海洋島しょの領有権をめぐって対立が激しくなっている。韓国・北朝鮮も核開発および西海の北方境界線をめぐって緊張をほぐせないままだ。このような状況で多くのアジア諸国はもちろん北朝鮮選手団と応援団までが仁川に集まるということは象徴的意味も小さくない。各国の選手団および応援団が最善の力を発揮できるように大会をしっかり準備するのが当面の課題だ。