押し寄せる中国人観光客…化粧品・宿泊・旅行関連銘柄が好調=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.18 11:24
「游客(中国人観光客)を捕まえろ」。
韓国を訪れる中国人観光客が毎年急増し支出も大きくなったことから、韓国の内需市場に対する中国人観光客の波及力も合わせて大きくなっている。特に9月8日の中秋節をはじめ仁川(インチョン)アジア大会を前後して中国人観光客が大挙集まるものとみられる。大信証券リサーチセンター長のチョ・ユンナム氏は、中国人観光客が韓国内需市場の核心顧客に浮上し企業の業績の主要変数になった。9月のイベントが10月の国慶節へと続き中国人観光客は大きく増えるだろう」と予想した。国慶節のある10月から春節がある翌年2月までが中国最大の消費シーズンだ。
産業研究院が15日に明らかにしたところによると、昨年韓国を訪れた中国人観光客は432万人で、全外国人観光客の35.5%を占めた。観光客の支出も大きくなった。中国人観光客が昨年韓国で使ったお金は7兆6700億ウォン(約7700億円)に達する。1人当たり平均支出額は232万ウォンで、5年前の129万ウォンと比較すると80%増えた。全外国人観光客の1人当たり平均支出額172万ウォンより1.3倍多い数値だ。サムスン証券のチョン・ジョンギュ研究員は、「韓国を訪れる中国人観光客は毎年20%ずつ増え2018年には1000万人時代になるだろう」と予想した。香港の中国人観光客規制、日中対立、中国内の韓流ブームなどの影響で韓国が観光の要地として浮上しているのだ。