【コラム】鳴梁、李舜臣の偉大なリーダーシップ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.07 17:12
戦争は意志の衝突だ。意志が強ければ勝利する。意志は恐怖を払いのける。恐怖は勇気に変わる。それは奇跡の勝利を生む。
映画『鳴梁』は恐怖の意味を捉えている。李舜臣(イ・スンシン)の苦悩はその一点に集中する。「毒キノコのように広がった恐怖が問題だ。恐れを勇気に変えることができるならばその勇気は何百倍、何千倍にもなって現れるだろう」。-劇中の李舜臣(チェ・ミンシク扮)の言葉だ。この言葉は『乱中日記』『李忠武公全書』にはない。この言葉は創作だ。監督キム・ハンミンは勝利の要素を圧縮させた。
『鳴梁』はヴォー・グエン・ザップ氏(1911~2013)を思い起こさせる。ザップ氏はベトナムの勝利の神話だ。サップ氏はフランス(ディエンビエンフーの戦い)、米国、中国(1979年)との戦争で勝った。筆者はザップ氏と書面インタビューを行ったことがある。ザップ氏が100歳の時だ。ザップ氏は戦争を意志の対決だと言った。ザップ氏の表現は「決戦決勝(戦争を決行したなら勝利を決心する)」だった。