消費者にわからないようこっそり隠された自動車部品価格=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.06 11:21
韓国の国土交通部と自動車会社が部品価格をめぐり攻防を展開している。2日から自動車メーカーに部品価格をホームページに公開するよう義務付けられたためだ。この制度は消費者の「知る権利」を満たし、自動車純正部品の流通透明性を高めようという趣旨で導入された。ところが国土交通部が情報公開規定をおろそかにしたため自動車メーカーが部品価格情報をわかりにくい形で表示しており制度の実効性が落ちるという指摘が出ている。各社ホームページでこれを検索するには何度もページを移動したり、会員加入やログイン手続きを要求されるためだ。
実際に現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車など主要メーカーのホームページでは最初の画面で部品価格案内は出てこない。現代自動車ホームページでは画面右上段にある「ブルーメンバーズ」を押した後、その下に展開される「整備ガイド」に入らなければならない。そうすると画面右下に「部品価格照会」の表示が見つかる。部品価格照会を押したからとすぐに価格を調べられるのではない。部品子会社である現代モービスにつながるが、ここでまた「部品情報検索実行」を押さなければならない。すると会員認証(ログイン)手続きを踏まなければならず、非会員は会員に加入しなければならない。会員加入過程では個人情報収集や利用に対する約款同意も必須事項だ。現代モービスの既存会員が部品価格を検索するにしても7回にわたりページを移動しなければならない。