【社説】目の前の兪炳彦会長を逃した情けない韓国検察
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.24 14:01
検察が5月25日、兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長の順天(スンチョン)の別荘を捜索した当時、兪会長は2階の壁の中の空間に隠れていることに気づかず、目の前で逃したことが明らかになった。
兪会長が隠れた壁の中の空間には、現金8億3000万ウォン(約8300万円)と米国貨幣16万ドルがあったという。検察は兪会長の女性秘書(33)から1カ月ほど過ぎた6月26日に、兪会長を壁の中に隠したという供述を受けた。翌日、また別荘と救援派修練院を捜索したが、いかなる手掛かりもつかめなかった。延べ145万人の警察と軍隊まで動員しながらも痕跡さえ探し出せなかったのは、兪会長の神出鬼没のためではなく、検察・警察の無能さのためということが天下に知らされたのだ。検察の検挙作戦がどこから誤ったのかを指摘できないほど総体的な問題だった。