【社説】こんな検察・警察に税金を使わなければいけないのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.23 16:40
警察は兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長一家の逮捕に延べ145万人を投入した。犯罪者検挙のための史上最大の作戦だった。しかし元セモグループ会長の兪炳彦は捕まったのではなく、遺体で発見された。それも40日前の6月12日、兪炳彦がしばらく起居して逃走した全羅南道順天松峙斎の別荘からわずか2.5キロ離れた梅畑で、付近の住民が遺体を見つけて申告した。順天警察署は兪炳彦と疑うほどの証拠があちこちに存在していたにもかかわらず、路上生活者の遺体だと判断し、検察はもちろん警察の上部にも報告しなかったという。
検察と警察の兪炳彦逮捕作戦過程を振り返ると、初動対処の問題でセウォル号事故の犠牲者の規模を膨らませた海洋警察の姿よりも情けない。まず、検察・警察の捜査協力が全くなかった。兪炳彦の長男ユ・テギュンが仁川空港から仏パリに向けて出国しようとした際、出国禁止措置が取られたことを知って逃走したのは、4月19日のことだった。しかし警察はユ・テギュンを追跡して所在を確保しようという試みもしなかった。