韓国スターも巻き込まれた中国ミネラルウォーターの熾烈な市場争い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.21 13:31
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①昨年11月、広州恒大がアジアチャンピオンズリーグ優勝を確定させると広州天河スタジアム内には恒大氷泉の大型ミネラルウォーターボトルが登場した。
イタリアの2006年サッカーワールドカップ(W杯)優勝を導いた名将マルチェロ・リッピ、一時代を風靡したサッカーの英雄ルイス・フィーゴとフェルナンド・イエロ、ワールドスターのジャッキー・チェンと范冰冰(ファン・ビンビン)、韓国の女優チョン・ジヒョンと俳優キム・スヒョン。彼らは全員、中国のミネラルウォーターブランド「恒大氷泉」のモデルや広報大使の契約を結んだ人々だ。
取水源の白頭山(ペクドゥサン)を中国名称の「長白山」と表記した製品だとして韓国のネットユーザーから袋叩きにあってチョン・ジヒョンとキム・スヒョンが契約キャンセル騒動を招いたあの製品だ。長白山が中国の歴史改造プロジェクトである「東北工程」の一環だという主張は雲をつかむような話だったが、議論は中国まで広がった。広告で長白山の表記を消すと「韓国の芸能人に100億(ウォン)ずつ与えて名前まで消した」として恒大グループまでが受難にあった。間違った知識に基づく世論の過熱が今回のハプニングを引き起こしたのだが、事実、根本的な原因は別にあった。戦争という表現が似合うほど熾烈な中国ミネラルウォーター業界の市場競争がそれだ。