【コラム】韓流スターの中国広告「長白山ミネラルウォーター」ハプニング(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.30 17:09
日本の北海道にある阿寒湖には、特異な生命体が生きている。青ノリなどのように見える貴重な緑藻類が、丸い球の形になって育つ。呼ばれている名前は「マリモ」だ。そこの展示館には多様な大きさのマリモが水の中で神秘的な姿を誇っている。小さい鈴のようなものは観光記念品としてガラス瓶に入って売られている。そのマリモ2粒が入った瓶を家の養子に迎えた。野球のボールほどに大きくするなら200年ぐらいかかるという伝説のような話が良かった。
2年ほど過ぎただろうか。2つのうちの1つがたびたび上にふわりと浮び上がってきた。水の中に住むものが上に浮び上がるのは良い信号であるはずがない。水を取り替えるたびに取り出して撫でると沈んだりしていたが、ある日からは再び沈んでいく兆しも見られなくなった。
その時ハッと、ある考えが頭を横切った。「これは今までかなり育ったが、ひょっとして…」と思って調べると、瓶の底の面積が、これ以上2つを同時に受け入れることができないほど狭くなっていた。大きくなった図体で互いにくっついているしかなくなる、とすぐにそのうちの1つ、恐らく弱い方が上に浮び上がってきたようだ。ガラス瓶をもう1本用意してそれぞれ別々にすると、すぐに問題のマリモも一夜の間に落ち着いて沈んだのだ。