【時論】「低成長・低金利で銀行圏共倒れの恐れも」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.11 10:44
その後1年しか時間が経っていないからなのか。2013年の実績はみすぼらしかった。金融産業全体が低成長・低金利という挑戦を迎えて苦しむ姿だけが見られ、これといった反撃に出られなかった。低成長・低金利を耐え抜くほどの体質が改善されて、実力が培養されたという便りはまだはるかに遠い。
低成長・低金利が根源的に解消されるには、家計が借金をして企業が貯蓄に没頭するという前後が逆になった現在の経済構造をやり直し、家計が貯蓄をして企業はその金を借りて投資に出るという韓国経済のダイナミックな往年の姿を取り戻さなければならない。
これは経済パラダイム転換レベルの巨大な課題であって、花火景気浮揚策で達成されるものではない。新しく任命される経済チームがなんとか韓国経済を低成長から救い出すことを期待してやまないが、金融圏の立場としては低成長・低金利の解消だけをむやみに待つことが賢明な戦略にはなれない。最も重要なのは、金融圏自らが行動して変化しなければならないという点だ。挑戦に対する応戦は本人が直接するべきであって、政府も誰も代わることができないためだ。