【中央時評】韓国の銀行が危ない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.25 16:39
朴槿恵(パク・クネ)大統領の前に、もう一つのパンドラの箱が置かれている。銀行危機だ。ふたが開かないようにするべきなのに、どう見てもそんな可能性は低いようだ。ふたが開いてしまったら?韓国経済はまさに重傷だ。最低限、日本型長期不況は覚悟しなければならない。
銀行が危険だという警告音はすでに鳴った。新韓金融持ち株で戦略を総括したチェ・ポムス博士は「このまま行けば、銀行はかろうじて息だけしている延命段階に陥るだろう」とする。ややもすれば危機が迫ってくることもありうると付け加えて。ハ・ヨング韓国シティー金融持ち株会長は1カ月余り前にあるインタビューで「外国為替危機の時もこのようではなかった」として「今までただの一度も体験したことのない危機的状況が展開されている」と憂慮した。MB〔李明博(イ・ミョンバク)〕政権時期に金融監督院長を歴任したキム・ジョンチャンKAIST教授も「かつて見られなかった深刻な局面が進行している」と話す。