「東シナ海領土、一方的な主張はやめるべき」 米国務長官が中国国務委員に要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.11 08:13
米国と中国が韓半島(朝鮮半島)の非核化が急がれるという意見で一致した。10日に北京で終わった第6回米中戦略・経済対話(S&ED)でだ。しかし北朝鮮の核問題を除いたほとんどの議題で双方は従来の隔たりだけを確認した。東・南中国海(東・南シナ海)領土紛争とサイバーハッキング、中国人権問題などで対立している米中関係の改善が難しく、北東アジア情勢の不安も深まる可能性があるということだ。
ケリー米国務長官は10日、対話を終えた後の記者会見で、「我々は(非核化などの)目標を達成できる具体的な案について議論し、非核化に加え、安定的に繁栄する韓半島(朝鮮半島)をつくることが至急であり重要だということに同意した」と明らかにした。また「中国は(北朝鮮の大量破壊兵器プログラムに対する)国連安保理の対北朝鮮制裁と、それに対する執行を強化してきたし、北朝鮮の非核化のために我々ができることはもっと多いという意見で一致した。米国は中国がこの部分で独特の位置にあり、こうした責任をよく知っていると考える」と述べた。
中国の楊潔チ国務委員も「双方が韓半島の核問題について緊密な交渉を続け、対話を通じた北朝鮮非核化実現の重要性を確認した」と述べた。また「新型軍事関係」の構築に関し、「両国軍の関係発展と交流協力を増進し、重大な軍事行動に対する相互通知システムを早期に構築するために努力することにした」と明らかにした。さらに「米国側にお互い領土主権を守護し各自が選択した発展方式を尊重することを強調した。双方は)アジア・太平洋の安定が重要だという点に同意した」と話した。