中国「東・南シナ海は我々の領土」…地図を“縦長”に変更
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.27 10:56
中国の国家地図が、横型から縦型に変わった。海洋主権を強化するという意思表明だ。新華社通信は25日、国家測量地理情報局が湖南地図出版社と湖北省測量学会などが制作した4つの新しい地図の発行を認可したと報道した。ここにはこれまでの横型ではない縦型の「中華人民共和国地図」が含まれている。
の地図には東中国海(東シナ海)、尖閣列島(中国名・釣魚島)と南中国海(南シナ海)、スプラトリー諸島(中国名・南沙諸島、ベトナム名・チュオンサ-)、パラセル諸島(中国名・西沙諸島、ベトナム名・ホアンサー)、マックルズフィールド群島(中国名・中沙諸島)、スカボロー礁(中国名・黄岩島)などを中国領土として明確に表記している。これを海洋面積で見れば東・南シナ海の90%に及ぶ。
この地図は23日から市販されている。これまで使われていた地図は中国の南端海の海南島付近の海域だけを表示して南中海(南シナ海)は付属形式で追加していた。湖南地図出版社の雷宜遜編集長は「地図を見る人々が中国の全体地図を直観的に認識することによって国家海洋と領土主権を明確にする大変重要な意味を持つ」と話した。