サムスン電子に続き…製造業の韓国代表現代自動車にも赤信号(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.09 09:43
企業を率いるリーダーも見られない。10大グループのうち3グループはオーナーが不在状態だったり闘病中だ。2グループは事業再編と不良整理をするため未来を考える余裕がない。財界関係者は「大型の決定、特に海外新事業は手を休めている状態」と話した。新たな“スター企業家”の出現も途絶えている。李彦宏バイドゥ会長、馬雲アリババ会長など新たなリーダーが絶えない中国と対照的だ。韓国青年企業家精神財団のクム・ギヒョン事務総長は、「スター企業家が減っているのは結局企業家精神が失われたため」と話した。
成長動力も求められずにいる。経済副首相に指名された崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)氏の悩みがこれを傍証する。崔氏関係者は、「企業が『こういう事業をするのにこれが必要だ』と提示すれば何でも支援する考えがある。ところがこうした事業プロジェクトをきっぱりと話す企業がなくむしろ悩みだ」と話した。未来への足がかりとなる懸案処理もスピードを出せずにいる。現代自動車重慶工場が代表的だ。中国で年間100万台を生産中の現代・起亜自動車が跳躍するには重慶工場は必ず必要なところだ。しかし他の地域を望む中国政府を説得できないまま1年近く遅々として進んでいない。これに対しフォルクスワーゲンは7日、天津と青島に20億ユーロを投じて新工場を作ると発表した。これで中国トップのフォルクスワーゲンは現地生産を年間400万台に増やせることになった。ウォーレン・バフェット氏が投資した中国の電気自動車メーカーBYDは4月に電気バスから米国の電気自動車市場に足を踏み入れた。