【時論】世論裁判に踏みにじられた自由民主主義=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.07 15:58
1950年6月25日日曜日午前4時! 北朝鮮は作戦名「暴風」で韓国に対する全面戦争を開始した。約65年が過ぎた2014年のその日に、韓国戦争(朝鮮戦争)と自由民主主義を振り返る貴重な経験をした。故李承晩(イ・スンマン)大統領が59年に設立した原子力研究所と、故朴正煕(パク・ジョンヒ)大統領が70年に創設した国防科学研究所を見学することができた。原子力研究所は韓国標準型原子力発電を開発し、世界最高レベルの技術を確保し、今では原発の輸出もしている。国防科学研究所は玄武、海星、新弓、天弓、白鮫、青鮫、紅鮫、K2戦車、K9自走砲、K11複合型小銃、犬馬型ロボット、ボラメ戦闘機など、どこに出しても遜色のない自主国防武器開発の産室であり、軍需品輸出の拠点となった。
我々の前の世代はなぜこのような努力をしたのか。それは、自由民主主義を守るためだ。韓国戦争当時、国家滅亡の危機に追い込まれた韓国は国連軍の支援でかろうじて自由を守った。しかしその後は自ら自由を守らなければならなかった。韓国戦争が残した教訓は、自由は決して無料でない(Freedom is not free)という点だ。3年間の戦争は約260万人の命を奪った。北朝鮮の住民約300万人は共産主義を脱出し、自由を求めて韓国に越えてきた。現在、我々が享受する自由は同族同士の凄絶な戦争で守られたのだ。