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【コラム】景気浮揚策、積極的に検討する時=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.07 14:14
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問題は、この実行課題が市場で働いて経済が丈夫になるまで、とても時間がかかるという点だ。その時までどうやって持ちこたえるかがカギだ。経済がさらに悪化すれば「3カ年計画」が一瞬にして後回しにされてしまう恐れもある。96~97年の「競争力10%」のように。

こうした事態を防ごうとするならば、「3カ年計画」を意志を持って推進するものの、直ちに効果を出せる短期の処方箋を併行しなければならない。浮揚策の話が出すと副作用を憂慮する見解が多い。これはこうだからだめで、あれはあんなふうだから困る。しかし韓国経済は右往左往して時間を無駄にするほど暇な状況ではない。

 
全世界は韓国をはるかに先んじて走っている。米国連邦準備制度理事会(FRB)は2008年の金融危機以後、計4兆5000億ドルの量的緩和を断行した。非正常的で論争が大きい措置だったが、そのおかげで米国経済は峠を越えた。雇用が増え、株価は史上最高値を更新した。欧州は景気浮揚のために先月マイナス金利という初めての実験を選んだ。日本もお金を無制限にばらまきながら強力な成長ドライブ政策を行っている。もちろんこのような措置が成功で終わるかは、もう少し今後を見なければならない。だが、あぐらをかいたまま被害を受けるよりは何でもやってみるという各国の努力は高く評価するに値する。

韓国はどうだろうか。朴槿恵(パク・クネ)政権1年余りの間、経済の民主化と活性化の間で右往左往した。経済を生かすことに集中しても芳しくない時に惜しい時間を過ごした。全世界が通貨戦争をする間にもぼうっと座っていて、急激なウォン高の勢いに直面している。今は非常状況だ。通貨政策(金利の引き下げ)でも、財政政策(追加補正の予算)でも、またほかの何でもいいから市場の予想を超えた大胆な浮揚策を使う必要がある。何より崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済チームは可能な方法を総動員する態勢になっているという信頼を、市場に植え付けなければならない。新しい経済チームのスタート初期が経済のゴールデンタイムだ。逃さないことを願う。

コ・ヒョンゴン編集局長代理兼経済研究所長


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