【社説】韓国、これからまた経済だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.07 09:55
地方選挙が終わり、セウォル号沈没事故からも50日余り経過した。今は国民全員が気持ちを引き締めて、経済の活性化に取り組まなければならない時だ。セウォル号の事故後、韓国経済は事実上ストップした。若い学生の犠牲の前で、悲痛と恥辱が国民の胸を締めつけたからだ。消費者は財布を開かず、企業は新製品の発売と投資を先に延ばした。その結果は4月の産業活動統計にそのまま表れた。産業生産は前月比0.5%減り、零細・町内商圏がほとんどのサービス業の生産は1%も減少した。ようやく上向いた不動産市場もまた冷めつつある。
韓国銀行(韓銀)によると、今年1-3月期の実質国民総所得(GNI)は前期比0.5%増にとどまった。2年ぶりの最低水準だ。国外の事情も予測不可能だ。米国の量的緩和は先が見えにくく、中国の不動産市場は崩壊の兆しを表している。ウォン高円安で日本企業の逆襲も強まっている。国内外のあちこちが暗礁だらけだ。どれ一つとっても対応は容易でない。