ウクライナ大使「ロシアのクリミア半島編入、北朝鮮に悪い教訓」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.04 14:08
「ロシアがクリミア半島を強制編入したことで、北朝鮮に悪い教訓を与えるだろう」。
ワシリー・マルマゾフ在韓ウクライナ大使(52)は「北朝鮮はロシアがクリミア半島を編入したのを見て、核がなければ領土・主権が保証されないと判断する可能性がある」として「(体制の安定を重要視する)北朝鮮に核兵器を放棄しろと説得することがさらに難しくなった」と話した。ウクライナは1994年のブダペスト了解覚書を通じて旧ソ連が残した核を放棄する代償として領土・主権を保証してもらうことにしたが、ロシアがこれを無視してクリミア半島を編入したからだ。この了解覚書はロシアを含む米国・英国・フランス・中国など5大核保有国が保証したのに結局、守られなかった。彼は「ウクライナが1994年に核兵器を放棄したのは国民が支持した正しい決定だった」として「北朝鮮も核兵器を放棄することが韓半島(朝鮮半島)と世界平和に尽くすことになるということを悟るべきだ」と強調した。2日、ロッテホテルで開かれたウクライナ・ジョージア・モルドバと欧州連合(EU)間の自由貿易協定である協力協定の締結歓迎行事の場で、マルマゾフ大使にインタビューした。