北朝鮮、習近平主席訪韓前日にロケットで示威
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.03 08:52
習近平中国国家主席訪韓前日の2日、北朝鮮が江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)一帯で300ミリ放射砲(多連装ロケット)と推定される発射体2発を撃った。合同参謀本部関係者は、「北朝鮮が2日午前6時50分と8時を前後して元山一帯から2発の発射体を撃った。先月26日に撃った300ミリ放射砲と同じ種類で、元山から45度方向に180キロメートル余り飛び北朝鮮の領海内に落下したと把握している」と明らかにした。同関係者は、「北朝鮮は民間漁船の避難を知らせる航行禁止宣言をしなかった。韓国軍が地上監視レーダーで発射を捕らえた」と説明した。
北朝鮮は2月21日に放射砲4発を撃ったのをはじめ、同地域で今年に入り300ミリ以上のロケットやミサイルを12回にわたり97発発射した。北朝鮮は3月26日以降3カ月以上長距離ロケットの発射を中断していが、先月26日に発射を再開した。韓国軍関係者は、「北朝鮮が発射した放射砲とミサイルはすでに開発が終わった武器なので性能改良のための試験発射とみるより政治的意味を帯びているとみられる」と分析した。