「河野談話」継承すると言ったのに“おとしめる検証”…安倍首相、水面下の総監督(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.23 09:11
朝日新聞によれば、河野談話の検証チームが検証結果の公表を迷っていると、公表するよう誘導したのも安倍首相だったという。こうした過程を経て報告書が公表された後、談話発表の当事者である河野洋平・元官房長官を国会に呼び出すべきだという主張が相次いでいる。山田議員は「河野・元官房長官を参考人として国会に呼ぶべきだ」と主張した。これに対し安倍首相の最側近である萩生田光一・自民党総裁特別補佐官は22日、テレビに出演して「本人が発言したい考えがあるなら、国会に出てきて説明するように願う」と話した。萩生田氏は「慰安婦像を設置しようとする動きがある国には(検証報告書の)英文版を作って事実を説明すれば良いだろう」とも言った。
一方、河野・元官房長官は21日、ある講演会で「(慰安婦の募集が)強制的に行われたと見るのが当然だ」と話した。彼は「さまざまな(慰安婦の)募集形態があったが、施設(慰安所)に入れば軍の命令で仕事をし、戻ろうとしても戻れなかった」としてこのように明らかにした。