【コラム】尹炳世の対日外交、このままではダメだ=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.20 10:21
会って対話すれば問題が解決される事もあり、されないこともある。しかし会って対話しなければ問題解決の可能性はゼロだ。韓国と日本の間に難しい懸案が積もるばかりなのに、尹炳世外交では東北アジアのコンテクストが見えない。北朝鮮が日本人拉致被害者を再調査して日本が北朝鮮に対する日本独自の経済制裁を緩和することにしたストックホルム合意が実現し、金正恩-安倍首脳会談が予想され、朝・日国交正常化の代価として日本が北朝鮮に与える補償金が200億ドルで折衝されたという推測が出回っても、韓国と日本の間には高官級の対話チャンネルがない。「尹炳世の壁」があまりに頑固なのだ。
尹長官は朴槿恵(パク・クネ)大統領の首脳外交の成果である厚い韓米、韓中関係に陶酔しているようだ。彼は自分陶酔から目覚めて下り坂の韓日関係を激しい自己反省の契機にしなければならない。彼はまず、朴大統領にこのように話さなければならない。「大統領は確固たる原則を持って強く出てください。私は対日の外交資源を総動員して彼らと会い、問い詰めて交渉します」。これが対日外交に必須の大統領と外交部長官の役割分担だ。しかし韓国の外交部長官は強硬姿勢では大統領よりも上を行く。