ロシアのファビオ・カペッロ監督が「韓国がロシアと対等な試合を繰り広げた」と話した。

カペッロ監督は試合後の公式記者会見で「（ドローに）満足している。しかし遺憾だ。失点を先にしたが最後は我々のほうが非常に良い流れに乗った。惜しい」とし、「韓国はボール支配率も高かったし動きも非常に良かった。ロシアと対等だったと思う。スピードがあり圧迫も良かった。試合の最後だけは良くなかった」と韓国の競技力も賞賛した。

カペッロ監督は序盤のロシア側の用心深い試合運びについて「過度に緊張していたため普段より身体があまりほぐれていなかった。これが問題だった。失点後にすぐに反応して本来の姿に戻った」として「前半戦は正直に良い競技力とはいえなかった。我々の攻撃を韓国がよく防いだが、結局機会を作った」と試合序盤の競技力には満足していなかったことを明かした。

カペッロ監督は致命的なミスで先制ゴールを許したＧＫのアキンフェエフに対して「ゴールキーパーも時には失敗をするし、失点が出ることもある。悪くなかった。（我々も）得点をしたし、引分けだった。立派なゴールキーパーだ」と話し、１回のミスでＧＫを叱責するつもりのないことを明らかにした。

カペッロ監督は今後の試合への準備について「選手たちが良い競技力を見せてくれて感謝している。最高の誕生日プレゼントだ」とし、「ロシアはもっと動きが良くなるだろう」と付け加えた。