【コラム】中国が話すアジアの新秩序=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.21 12:13
きのう中国・上海でアジア相互協力信頼醸成会議(CICA)が開幕した。2日間の日程で46カ国・機関の指導者が参加している。CICAは1992年にカザフスタンのナザルバエフ大統領の提唱で作られた地域安保協議体だ。域内平和と安全、協力を政治的対話を通じて解決していこうというのが設立趣旨だ。24の加盟国があり、韓国は93年からオブザーバーとして参加し2006年に正会員になった。短くない歴史を持っているが、韓国だけでなく中国でもこれといった注目を浴びることはなかった。しかし今回の会議に向けられた関心は非常だ。
CICAは今年の中国外交の2大イベントのひとつだ。王毅中国外相は2014年の中国外交の特徴を「開催国外交」(主場外交)と話す。上半期に上海でCICAを通じアジア安保を議論するなら、下半期には北京でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を開催して経済を議論するということだ。準備をおろそかにはできない。上海市政府はすでに10日から22日まで市内での小型無線機使用、爆竹などの行為を全面禁止した。学校も本会議のあるきょうは1日休校だ。