23階建て平壌マンション崩壊…馬息嶺速度戦が招いた惨事(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.19 08:55
労働新聞は18日付4面にこの謝罪を写真を掲載しながら伝えた。具体的な死傷者の数は明らかにせず、現場の写真も公開しなかった。韓国政府の関係者は「平壌市の真ん中で惨事が発生したため、噂が広まるのを防げないという判断で公開したのだろう」と分析した。特に平川区域は中区域・普通江区域とともに平壌の特権層居住地域。消息筋は「事故のマンションは北当局が財政確保のために数万ドルの現金を受けて資本主義式の分譲をしたところ」とし「労働党や軍部など高位層の直系家族や新興資本家が集団居住し、被害を受けたはず」と話した。
惨事の原因には、2012年初めの金正恩の執権を契機に強調された無理な建設方式が考えられる。平壌万寿台地区に高層マンション2700世帯を1年後の2012年6月に完工した金正恩は、昨年、建設現場の「速度」を催促した。6月の要請文でスロープ12本規模の馬息嶺スキー場を年末までに無条件に完工するよう促しながらだ。長距離ミサイル発射功労者のための衛星科学者通りと金日成(キム・イルソン)大教育者の住居をそれぞれ1000世帯規模で建設することも強調した。労働新聞は惨事を扱った18日付にも1面に衛星科学者マンション建設現場の写真を掲載し、「新しい進軍速度を力強く誇示した」と主張した。