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「韓国人客を受け入れる」という北朝鮮馬息嶺スキー場は印象的

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.28 11:03
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「2015光州(クァンジュ)夏季ユニバーシアード大会の南北単一チームは、世界平和の大きな象徴になるだろう。今はもう両国の直接対話が必要だ」。

先月訪朝したウィルフリード・レムケ国連スポーツ開発平和(UNOSDP)特別補佐官に23日、光州の金大中(キム・デジュン)コンベンションセンターで会った。UNOSDPとは、スポーツを媒介に国連が目標とする世界平和、飢餓撲滅、男女平等、環境保全などを実現する組織だ。

 
レムケ特別補佐官はドイツプロサッカー1部クラブ、 ヴェルダー・ブレーメンの本部長、独ブレーメン州上院議員を務め、08年に潘基文(バン・ギムン)国連事務総長に抜てきされ、世界各地を回っている。

レムケ特別補佐官は先月、北朝鮮を訪問、リ・ジョンム体育長官、張雄(チャン・ウン)国家オリンピック委員会委員長らと面談し、スポーツ施設を視察した。特に22日から光州で開催中のYLP(青少年リーダーシッププログラム)に北朝鮮の青少年が参加するのにも力になった。YLPとは、UNOSDPが紛争地域や開発途上国の青年を次世代の体育リーダーに育成するために進行しているスポーツ教育プログラム。現在、北朝鮮の青少年3人と引率者1人の計4人が光州に滞在しながらプログラムに参加している。

国連の制裁を受けている北朝鮮はこの2年間、国連幹部の訪朝を許諾しなかった。レムケ特別補佐官は「訪朝のためにスイスの北朝鮮大使館を10回ほど訪問し、『スポーツを政治的に利用しない』と約束した」と過去1年間の努力を説明した。

北朝鮮の第一印象を尋ねる質問に対しては、「非常に親切だった」と答えた。続いて「金正恩(キム・ジョンウン)体制はスポーツに大きな関心を持っていた。特に生活体育が整っているのが印象的だった。運動施設に対するアクセスも良かった。街を過ぎれば公園やローラースケート場が見られた」と説明した。

レムケ特別補佐官は最も記憶に残るスポーツ施設に馬息嶺(マシクリョン)スキー場を選んだ。馬息嶺スキーリゾートは金正恩第1書記が推進する最大開発プロジェクト。レムケ特別補佐官は「北朝鮮は平昌スキー場を見て馬息嶺スキー場の建設に着手したようだ」とし「北朝鮮の人は北朝鮮は韓国より山が多く、冬が長く、雪も多く降り、スキー場の建設によいと話した」と伝えた。

「スロープをはじめ、施設の準備が70%ほど終わったように見えたが、周辺の便宜施設はまだ整っていなかった。完工すれば金剛山(クムガンサン)特区のように外国人観光客を誘致する考えがあるように見え、『韓国の観光客も含まれるのか』と尋ねると、『もちろん』と答えた」。

北朝鮮は国連の制裁でぜいたく品に分類されたゴンドラなどを輸入できずにいる。レムケ特別補佐官は「北朝鮮がこの問題に対する支援を要請した」と話した。

レムケ特別補佐官は2015光州夏季ユニバーシアード大会での南北単一チーム実現に大きな関心を見せた。「一つの種目ではなく全種目の南北単一チームは、世界平和に向けて強いメッセージは投じる」ということだ。また「国連は懸け橋の役割しかできない。本当に重要なことは南北政府当事者間の直接対話」と強調した。

「北朝鮮の関係者に『なぜ韓国と直接対話をしないのか』と尋ねたところ、『私たちも南側と直接会って話をしたい』と答えた。国連はこうした対話の場を用意する役割にすぎない。両国が対話を続けることが重要だ」。

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    「韓国人客を受け入れる」という北朝鮮馬息嶺スキー場は印象的

    2013.08.28 11:03
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    ドイツの元ブレーメン州議員のレムケ国連スポーツ開発平和(UNOSDP)特別補佐官は「北朝鮮が平昌スキー場を見て馬息嶺スキー場建設を始めたようだ」と述べた。(写真=光州夏季ユニバーシアード組織委)
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