【社説】無償給食より学校の安全が先だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.14 16:31
文竜鱗(ムン・ヨンリン)ソウル市教育長予備候補が無償給食を修正する意向を示唆した。文候補は13日の記者懇談会で、「無条件に施行しているヌリ課程(3-5歳無償保育)と無償給食という普遍的な福祉について、もう少し考えてみる余裕を見せなければいけない」と述べた。前日には「学校の施設の安全を確保するためにお金が必要なら、普遍的福祉、選別的福祉の重大な変化を図る」とし「十分な所得があり、給食費として10万ウォンほど負担できる人にはお金を支払わせようということだ」と述べた。
無償給食は2011年の施行以降、ブラックホールのように教育予算を吸い込んだ。昨年の2兆4616億ウォン(約2460億円)から今年は2兆6239億ウォンに増えた。ソウル市の場合、2011年の1224億ウォンから今年は2630億ウォンと、2.14倍に増えた。限られた予算が無償給食に集中すると、別のところで事故が発生し始めた。特に安全に大きな問題が生じた。ソウルの場合、環境改善予算が2010年の4600億ウォンから今年は801億ウォンに減った。教育庁の予算の約10%だったが、今年は1.1%に低下した。