目覚めればまた事故、ビル崩壊に地下鉄火災…=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.05.11 10:49
10日午後、ソウル・新沙洞(シンサドン)のカロスキルで撤去中のビルが崩れ、残骸が歩道を襲った。また、ソウル地下鉄合井(ハプチョン)駅では換気装置で火災が発生ししばらく電車が同駅を通過して運行した。幸い2件の事故で人命被害はなく、多くの市民が胸をなで下ろした。
カロスキルのビル崩壊事故は午後0時5分に起きた。撤去中の5階建てのビルの4階で外壁が崩れ、コンクリートのがれきが歩道にあふれた。現場の遮断幕と足場も歩道側に崩れた。車道にも破片が落下した。通行人が多い時間帯の土曜日午後だったが負傷者はいなかった。撤去現場の作業員4人も無事だった。
事故が起きたビルから都市ガスが漏れ二次事故の危険があるため警察は歩行者の通行を遮断しガス安全公社がガス供給を遮断する非常措置を取った。そのため周辺290カ所余りの建物でガス供給が約3時間中断された。警察は事故経緯とともに撤去業者が安全措置を正しくしていたかを調査中だ。近隣の商店の店員は、「撤去工事が進行中にコンクリートの破片が時々歩道に飛び、その横を避けて通っていた」と話した。