<ソウル地下鉄追突>子ども・女性を先に避難させた乗客…セウォル号の教訓
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.03 10:58
「スマートフォンでカカオトークをしていたが、突然ドンという音がして前に倒れた」。事故の衝撃のためか、キム・ソンヨンさん(24)の声はまだ震えていた。
乙支路4街駅で地下鉄に乗って10分も経っていない時だった。列車が新堂駅を出発し、上往十里駅に入る瞬間、キムさんは衝撃で倒れ、しばらく立ち上がれなかった。「女性の乗客が私の脚の上に倒れたので、すぐに立ち上がることができなかった」。
客車内は室内灯がすべて消えて真っ暗になった。最近のセウォル号の事故のためか、列車の中はあっという間にパニック状態になった。あちこちから人々の悲鳴やうめく声が聞こえた。キムさんは転倒した際、ひざと手首を床に強くぶつけた。痛みはあったが、幸い、大きなけがではなかった。