【特別対談】ソウル大教授が質問し慶応大名誉教授が答える(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.02 10:34
ソン:1960年代の韓日協定と外交正常化当時には、両国指導者が互いによく分かり合っていたが、この頃の指導者は全く違う環境で育ったし、彼らが作った歴史空間で成長しました。その枠組みに閉じ込められて両国間の敵対意識がますます大きくなっています。こうした状況で2015年を無事に通過できますか?
小此木:今が最も難しい時期です。韓日の両国関係自体が新しい段階に入っているのです。世代的にもそうで、国際関係も冷戦時代とは全く変わり、韓国に対する日本の経済的優位もなくなり、だからこそ日本が受動的に変わるのです。
ソン:その新しい韓日関係の核心は、平和憲法を守ろうとしてきた戦後の日本精神を延長させるものではないでしょうか。ところが政治的・経済的にも寛容ではなくて、韓国と中国を牽制し始めました。靖国神社の参拝や大臣らのそうした発言が続けば、新しい関係は困難です。破綻までは行かないでしょうか?