<韓国旅客船沈没>不潔なトイレに仕切りなし…不明者家族の劣悪な環境
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.30 10:56
セウォル号の不明者家族が集まっている珍島(チンド)室内体育館は、24時間照明がついている。天井の大型照明が発散する光は睡眠を妨げる。家族は体育館の床にゴムマットを敷いて、その上に布団をかけて過ごしている。固いところで十分な睡眠がとれず首・腰に痛みがくる。まともに休めないために体力が減退して脱力症状を見せる人々も出てきている。
仕切りがないため家族の日常は無防備にさらされている。体育館観覧席から放送カメラ4、5台がいつも家族を撮っている。不明者家族のIさん(45、女性)は「そうでなくても心が落ち着かないのに、人々が私たちの姿をつくづくと眺めながら通り過ぎるたびに気分が良くない」と話した。