乗馬・スキー・ゴルフ場…金正恩、なぜ上流層の施設に執着するのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.23 15:47
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)が連日、にっこりと笑っている。労働新聞の昨日の朝刊1面には松涛園(ソンドウォン)国際少年団野営所の前で破顔大笑する顔が大きく掲載された。セウォル号沈没惨事で全国が悲しみに包まれている南側の事情には関わらない姿だ。
ところで何が金正恩第1書記を笑わせているのだろうか。元山(ウォンサン)にある明沙十里(ミョンサシムニ)に並ぶ松涛園海水浴場の絶景のためだけではなかったようだ。労働新聞によれば、改修工事を終えて再開を目前に控えた野営所に立ち寄った金正恩は、工事がうまくいったとして大きな満足感を表わしている。それと共に「野営所のすべての建築物と施設が、規模においても、形式や内容においても社会主義文明国の毛並みにふさわしいだけでなく…(後略)」などと強調している。規模を最も前面に出して言及したのが目を引く。かつて社会主義圏の青少年にキャンプ場所として提供され、北朝鮮体制の宣伝の場として活躍したこの野営所が、改修を機に再び盛んになるのかどうか見守ってみることだ。