【コラム】アップグレードが急がれる韓国の移民政策(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.15 17:49
韓国は非常に速いペースで高齢社会に向かっている。国民の平均寿命の伸びと低出生率のため、これは構造的な傾向として定着している。高齢化は労働力不足を招き、経済の活力を落とす要因であるため、政府は数年前からその対策を用意し、施行している。しかし残念ながら成果は上がっていない。韓国の出生率は経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち今でも最も低い。
こうした状況で移民開放は、高齢化による暗鬱な未来を打開できる有力な代案として浮上している。外国人を経済成長のエンジンとして活用できるからだ。ただ、移民受け入れの必要性だけを強調してはならず、どのように受け入れるかを検討し、中長期計画を立てて推進する必要がある。