韓国、射程距離500キロ新型ミサイル開発の意味…北ミサイル90%消滅も可能(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.08 17:00
◆打撃精密性も共に引き上げてこそ
別の問題は精密性の強化だ。現在300キロ射程距離である玄武-2は、着弾誤差(CEP)が30メートルと精密度が高い。その程度ならば500キログラムの弾頭1つで北朝鮮のミサイル発射台1基を破壊するのに問題はない。多くのミサイルを発射しなければならない。それで射程距離500キロ以上である場合、通常弾頭ミサイルをあまり使わず核弾頭ミサイルを使う。広範囲に破壊してしまうのだ。しかし韓国には核弾頭がなく800キロ射程距離で500キログラムの通常弾頭で標的を確かに破壊できる精密度を備えなければならない。ADD関係者によればすでに相当水準の技術を備えたが簡単ではない目標だ。
北朝鮮ミサイルの進化も考慮しなければならない。北朝鮮は液体燃料注入ミサイルの弱点をよく知っており、猛烈に固体燃料ロケットを開発中だ。射程距離150キロ級の300ミリ多連装ロケット、160キロ級KN-02独自改良型、800キロ級KN-08などだ。核弾頭装着が可能な弾頭重量1トン級の固体燃料ミサイルが配置されるならばキルチェーンの対応方法も次元を別にしなければならない。