韓国、射程距離500キロ新型ミサイル開発の意味…北ミサイル90%消滅も可能(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.08 17:00
◆バンカーバスター搭載すればムスダンも破壊
これに対応するため射程距離1000キロの巡航ミサイルが開発された。しかし速度が遅い。韓国内でキャッチして発射すれば、北朝鮮の端まで行くのに40分かかる。北朝鮮ミサイルの発射前の破壊は難しい。可能にするなら北朝鮮にぴたっとついていなければならない。しかしこうした作戦を遂行できる潜水艦を韓国海軍は持っていない。これらすべては韓国がミサイル開発初期に技術導入のために結んだ韓米ミサイル協定のためだった。
ところが2012年に協定が改正されて弾頭1トン、射程距離500キロと弾頭500キログラム、射程距離800キロ級ミサイルの保有が可能になった。今回実験した弾頭1トンの500キロ級玄武-2改良型ミサイルが注目される理由は、キルチェーンの核心打撃手段になることができるためだ。北朝鮮が発射台を立てる時点で韓国がこれを識別→決断→対応ミサイル発射をすれば以後約10分以内に500キロ範囲のいかなる目標物でも破壊が可能だ。その全過程を40分以内に行うことができる。1トン級弾頭はそれだけ広い範囲を攻撃・破壊できてミサイル発射台の確実な破壊を約束する。現在把握された北朝鮮ミサイル部隊の位置は、中部地方を基準に300キロ以内に4~5基、400キロ以内に6~7基、550キロ以内に9~10基あって今回開発されたミサイルで90%以上の処理が可能だ。