【コラム】シャネルNo.5と「統一No.5」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.08 11:24
全世界で最も多く売れる香水「シャネルNo.5」はデザイナーの名前を取った最初の香水だ。女優マリリン・モンローがパジャマの代わりに着て寝たといって有名にもなった。「シャネルNo.5」30ミリリットルには、ジャスミンの花1000輪が入っている。また5月のバラをはじめとする83種類の材料が入っているが、1921年に最初に作られた成分をそのまま現在まで作られており世界中の人々から愛されている。
「統一No.5」という香水を作るならば、どんな核心材料が入るべきだろうか。「統一No.5」の核心は、北朝鮮についての情報になるだろう。朴槿恵(パク・クネ)大統領は、最後の東ドイツ首相だったデメジエール元首相に「ドイツが統一された時に最も残念だったことは何か」と尋ねたという。彼の返事は「インフォメーション(情報)」だった。統一を準備しながら西ドイツが東ドイツ住民や東ドイツのことをたくさん知ってくれたと判断したが、実際に統一してみると東ドイツについてあまりにも知らなかったとして情報の重要性を強調したという。統一基盤を構築する正確な情報を体系的に集め、よく分析してこそ美しい統一を作ることができる。