「ヒドゥンチャンピオン」ドイツ1307社、日本220社…韓国は23社だけ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.01 13:14
#1。2000年代中盤までツメ切り商品で世界1位の企業だったスリーセブンは2008年、創業者キム・ヒョンギュ元会長が亡くなって社勢が傾き始めた。ツメ切り1つで年間300億ウォン以上を売り上げていた会社だったが、昨年は売り上げが180億ウォンに縮小した。“世界1位”の地位は中国企業ルメイ(日美)に譲り渡した。韓国内でいくつにもならない世界の一流企業が、地方の平凡な中小企業に転落した理由は過度な相続税のためだった。当時キム会長の遺族は会社を受け継ごうとしたが、150億ウォンを超える相続税を出せなかった。結局、遺族の持分全てを中外製薬に譲渡して相続税を払うことができた。会社名は中外新薬という名前に変わった。主力産業だったツメ切り部門は社内では“冷や飯”の身分になった。2010年、紆余曲折の末にキム会長の遺族らがツメ切り部門を再び買収してスリーセブンという社名も取り戻したが、再び世界1位をつかむのは難しい状況だ。
#2。セムピョ醤油で有名なセムピョ食品はこの頃、醤油の代わりにビーフジャーキーといった別事業に視線を転じている。2011年9月、醤油が中小企業適合業種と指定された後に同伴成長委員会から「事業を縮小するか拡張を自制しなさい」という勧告を受けたためだ。この会社の関係者は「専門企業は大企業であっても適合業種規制から外すべきではないか」と訴えた。