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北、核弾頭の搭載可能なミサイル東海へ発射…日本の射程圏内(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.27 10:16
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北朝鮮が26日、韓日米首脳会談の開始に合わせて「ノドン」ミサイルを発射する武力示威を行った。先月21日以降、計9回のミサイル・ロケット発射をしたが、ノドンによる挑発は事情が違うというのが軍関係者の説明だ。

これまで発射した旧型ミサイル(フロッグ系列)の場合、60-70キロの短距離であり、韓米軍事演習への対応レベル、または1960-70年代に導入した旧式武器の廃棄処理ではないかという観測が出ていた。しかしこの日発射された2発の実際の射程距離は650キロ前後で、韓半島(朝鮮半島)全域はもちろん、日本列島の大部分が射程圏内圏に入る。特にノドンは核弾頭の搭載が可能で、大量破壊兵器(WMD)に分類される。

 
平壌(ピョンヤン)北部の粛川から発射したノドンはすべて東海(トンヘ、日本名・日本海)側へ向かった。韓半島を貫通したということだ。軍の関係者は「ミサイル発射に失敗する場合、北の領土に落ちることもある無謀な行動だった」と評価した。

北朝鮮が東側に向けて発射したのは朝中関係を考慮した行動という分析が出ている。政府当局者は「北は最近、西海岸地域の漁場を中国に貸与し、現在、中国漁船が大規模に操業中」とし「航行を禁止せず奇襲発射をし、中国漁船に被害を与える場合、朝中関係がこじれることを懸念したのだろう」と分析した。射程距離が長いミサイルを発射するには東海岸が最適であるうえ、米国や日本に示威のメッセージを送ることができるという点も考慮したと考えられる。

軍当局は最近、北朝鮮のミサイル発射状況を随時把握し、公開している。26日には午前8時に異例にもキム・ミンソク国防部報道官が記者会見で、ノドンの軌跡と韓国軍の対応を詳細に伝えた。昨年導入したグリーンパイン対砲兵探知レーダーと東海岸で作戦中のイージス艦が把握しているためだという。軍の関係者は「以前までは米国の情報を受け、米国の同意なしには公開するのが難しかったが、我々が取得した情報は公開するかどうかを我々が判断できる」と話した。

しかしグリーンパインやイージス艦は地平線や水平線の影響を受け、一定高度以上の高さを飛行する物体のみ探知が可能だ。このため軍はあちこちに設置された防空レーダーなど監視偵察装備を総動員し、北朝鮮の動きを把握している。

26日のノドン発射は、北朝鮮の韓国哨戒艦「天安」爆沈挑発から4年という時点も考慮したものだと、当局は判断している。北朝鮮国防委員会はこの日午前、「(「天安」事件は)特大型謀略劇」と主張した。国防委は4年前に北朝鮮の仕業という発表が出た時に出した「国防委検閲団派遣」に再び触れ、5・24対北朝鮮措置などの解除を要求した。


北、核弾頭の搭載可能なミサイル東海へ発射…日本の射程圏内(2)

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