【社説】韓日米首脳会談開催が正しい方向だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.20 09:28
韓日米3カ国が24~25日にオランダで開かれる核セキュリティサミット期間に3カ国首脳会談を開催することを検討している。3カ国首脳会談開催は日米間で共感が形成されボールは韓国政府に渡ってきているという。韓国政府は19日に国家安全保障会議(NSC)を開きこの問題を深く議論した。会談が実現すれば朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相が就任後初めて顔を付き合わせることになる。韓日米3カ国首脳会談もよくあることではない。安倍首相が要請した韓日首脳会談は今回のサミット期間中には行われない可能性が大きいという。安倍首相が河野・村山談話を継承するという立場を明らかにしたことに対し朴大統領はこれを肯定的に評価したが、韓国が要求する軍慰安婦被害者問題解決には至っていないという分析が出ている。
3カ国首脳会談は望ましい。最悪のシナリオを描いてみれば答は明確だ。会談が韓国政府のせいで行われなかった場合、負担は大きい。米国が求めている韓日関係改善とこれを土台にした韓日米協力が韓国のためにできないという認識を持たせかねない。安倍首相が靖国神社を訪問する前の状態に戻りかねないという話だ。安倍首相は河野・村山談話継承を明らかにし会談が霧散した際の非難を避ける退路を確保した。オバマ大統領が4月のアジア歴訪時に当初日程になかった訪韓をするという点も考慮してみなければならない。同盟は互恵の精神から始まる。