不明マレーシア機の捜索で米中が情報戦争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.17 13:26
8日から消息を絶っているマレーシア航空MH370便の捜索現場が米中の軍事力角逐の場に変わっている。香港の亜州週刊最新号は、失踪海域に派遣された艦艇と軍用機は捜索以上の意味を持つと報道した。マカオ国際軍事学会の黄東会長は、「この海域は平時に中国海軍が入ることができなかった所。相手方の軍事運用実態と戦力を観察する絶好の機会だ」と話した。
米国防総省は15日、最先端海上哨戒機のP-8Aポセイドンをベンガル湾での捜索任務に投じたと明らかにした。最先端センサー運用要員9人が潜水艦探索をするのが主任務のP-8Aは南中国海で捜索を行った駆逐艦ピンクニーと対戦哨戒機P-3Cオライオンの任務を引き継いだ。国防総省報道官のウォーレン大佐は、「マレーシアの要請で駆逐艦キッドを西側捜索地域であるマラッカ海峡北部に派遣した」と話した。続けて、「アンダマン海、ベンガル湾、インド洋北部を含む西部捜索地域は非常に広範囲だ。われわれは向上した海洋捜索能力を備えたP-8Aの活躍に興奮している」と話した。最先端戦力に自信を示したのだ。P-8Aポセイドンは昨年12月に米国のアジア・太平洋地域再均衡政策により沖縄の嘉手納基地に初めて実戦配備された。