<マレーシア機不明>高まるハイジャックの可能性…機長は反政府運動支持者(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.17 11:30
マレーシア航空MH370便が消息を絶ってから8日後の15日、マレーシアのナジブ首相は、「何者かが故意にMH370便の通信システムを切り飛行経路を変えた可能性が大きい」と明らかにした。旅客機が行方不明となった有力な仮説が再びハイジャックに変わり捜査の焦点も乗務員を含む全搭乗者239人に転換された。機長と副機長、操縦席への接近が容易な乗務員ら12人がまず調査対象となった。
ナジブ首相の記者会見直後、マレーシア警察はまずザハリ・アフマド・シャー機長とファリク・アブドル・ハミド副機長の自宅を捜索したとAP通信など外信が報道した。警察は事件直後から機長と副機長の家を監視してきたが家に入ったのはこの日が初めてだ。捜索はそれぞれ2時間にわたり行われた。飛行経歴30年を超えるザハリ機長の家ではフライトシミュレーターなどが見つかったが、マレーシア航空側は「ザハリ機長の趣味にすぎない」と明らかにした。だが、CNNは「米情報当局は操縦席にいた人物がハイジャックを主導したという仮説に重点を置いている」と報道した。マレーシアのハリド警察長官は16日の記者会見で、「押収したフライトシミュレーターを分析している」と明らかにした。MH370便を整備した地上スタッフに対する調査も拡大した。