中国内の韓流おかげ…エンターテインメント株が急騰(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.13 16:08
エンターテインメント業種の代表株はSMだ。SMの強みは買収・合併による垂直系列化だ。2012年には企業対象専門旅行会社BT&Iを買収し、SM C&Cを設立した。公演チケットとともに航空券・ホテル投宿券までパッケージとして販売するという戦略だ。昨年、INFINITE(インフィニット)やNell(ネル)が所属するウルリムエンターテインメントを買収し、アイドル中心の音楽から脱したという評価を受けたりもした。制作会社フンメディアを合併し、ドラマ『総理と私』『ミスコリア』を制作した。ハナ大韓投資証券のキム・ミンジョン研究員は「M&A(企業の合併・買収)を通じて所属芸能人を出演させたプログラムを制作し、輸出するというような垂直系列化に成功した」と評価した。
YGエンターテインメントは2等株でありながらも株価はSMよりも高い。YGも収益の多角化に集中している。昨年、化粧品メーカーのコスオンの株式を取得し、中国最大化粧品流通企業・環亜グループと香港合弁法人を設立した。所属芸能人と化粧品を連係させ、韓国と中国に流通させる考えだ。KTなどとともにホログラム公演会社NIKを設立したのも、米国でヒットしたアニメ『ナット・ジョブ』制作会社レッドローバーの株を取得したのも、第一毛織とファッションブランドを出したのも、すべて収益多角化の一環だ。