【コラム】不安な世界経済と韓国の対応(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.13 10:18
ブラジル、ロシア、南アフリカはこの1~2年で成長率が急落した。穀物、鉱物など一次産業産品の輸出に依存したため、主要資源輸入国である中国の成長が鈍化し、これらの国の成長も壁にぶつかっているのだ。その上これら3カ国がとも不平等が激しく社会対立も多い。特にブラジルの場合は昨年から不平等問題に抗議するデモが絶えず続いている。
インドの場合、さまざまな理由で長期的見通しは明るくない。インフラ投資が不備で、37%に達する非識字率からも見られるように人的資本も不足だ。根深いカースト制度に対する不満と、日増しに激しくなる不平等問題のための社会対立も大きい。こうした不満を利用してインド東部のさまざまな地域には毛沢東主義に追従するいわゆるナクサル党ゲリラが隆盛するほどだ。