【コラム】韓国人気ドラマから学ぶ創造経済(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.06 15:41
2つ目、今こそ中国だ。ペ・ヨンジュンの韓流は日本版だったが、世の中が変わった。今回は中国で先に吹いた「チメク」の風が韓半島(朝鮮半島)を熱くした。現代経済研究院はペ・ヨンジュンの韓流の経済効果を約3兆ウォンと推算したが、チョン・ジヒョン効果はそれよりはるかに大きくなる可能性がある。中国との因縁説も悪くない。本人はずっと否定しているが、実名がワン・ジヒョンであるチョン・ジヒョンは、絶えず華僑説に苦しめられた。中国のチャイナドットコムは最初から「チョン・ジヒョンは中国血統」とも報道した。創造経済の突破口も中国にある。
3つ目、自分のことで勝負する。壊れ気味の女優役チョン・ジヒョンは、ぴったり合った配役を演じた。芸能企画会社の関係者は「今までチョン・ジヒョンは他人の服を着ていた。今は私服を着て自分の実力を発揮した」と話した。韓国経済は今まで他人のものをまねることで大きくなった。いわゆるファースト・フォロワー(fast follower)、2番戦略だ。これからは自分のものではなくてはいけない。ファースト・ムーバー(first mover)、先導者にならなければならない。自分の服、自分のものこそ世界に通じる力だ。