【コラム】「統一大チャンス論」よりも緊急な北朝鮮急変対策(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.05 10:32
朴槿恵(パク・クネ)大統領は「統一大チャンス論」で韓半島(朝鮮半島)統一に対する新しい思考を促した。李明博(イ・ミョンバク)元大統領と同じように、朴大統領は北朝鮮の人々を圧制から解放して韓半島に新しい経済的な躍動性を噴出させる統一に対する確信が必要だということを強調している。
昔も今も問題は、統一に伴う危険をどのように解決していくのかだ。数十年間、ソウルもワシントンも外部圧力で北朝鮮の体制変化を試みることは積極的な戦略ではなかった。だが韓米両国は、1994年の北朝鮮の金日成(キム・イルジョン)主席の死去以来、北朝鮮の不安定性や崩壊をどのように管理するのか熟考しなければならなかった。分析家たちは北朝鮮が不安定になる可能性を低く見ている。だが彼らはベルリンの壁崩壊や「アラブの春」のような歴史的変化の可能性も低く見た。しかし金正恩(キム・ジョンウン)のリーダーシップが右往左往するところに暴力的だという点を勘案しなければならない。まだ確率は低いとしても、北朝鮮が不安定になる可能性は少しでもさらに高まったのは事実だ。北朝鮮急変事態の計画を立てないのは賢明ではない。