【社説】内需を生かすと言っては外国に追い出し…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.03 14:10
朴槿恵(パク・クネ)政権が2年目を迎えて出した「経済革新3カ年計画」の核心を挙げろと言うならば、規制緩和と内需おこしだ。枯れていく経済に活気を吹き込むとして内需おこしを核心課題にして実現方法に規制緩和を選んだのだが、方向性は正しいが現実は本当にもどかしい。頭と腕と脚が別々に動いている場合が多いためだ。規制緩和と内需おこし、この2つがなぜ現場ではうまくいかないのか端的に見せる例が、最近急激に増加している海外でのクレジットカード使用だ。
韓国銀行が2月28日に発表した統計によれば昨年末、韓国内の居住者が外国で使ったクレジットカードの金額が105億ドルと初めて100億ドルを超えた。最も大きな要因は海外旅行客が増えたことだ。海外旅行客が増えれば内需の活性化にはブレーキがかかる。国内で消費しても充分なものを外国に追い出すことはなかったのか、しっかりと見直してみるべきだ。例えばゴルフに特別消費税をかけて、公務員にゴルフ禁止令の鎖をはめて、週末ゴルファーを海外に送り出すといった話だ。いる人に金を使いにくくさせておいて内需を生かそうというスローガンだけいくら叫んでみても効果があるわけがない。