北朝鮮、抑留宣教師公開した日にミサイル発射
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.28 08:41
北朝鮮が27日午後、短距離ミサイルと推定される発射体4発を東海岸に発射した。韓国の国防部当局者は「北朝鮮がこの日午後5時42分から江原道旗対嶺(カンウォンド・キッテリョン)一帯から北東方向の海上に向けて短距離弾道ミサイルと推定される発射体4発を発射した」として「射程距離は200キロメートル以上と判断される」と明らかにした。軍当局はこのミサイルがスカッド系と推定しており、追加発射や挑発に備えて監視態勢を強化した。北朝鮮のスカッドミサイル発射は2009年以後5年ぶりだ。
軍は24日夜、西海(ソヘ、黄海)上で北朝鮮警備艇が北方境界線(NLL)に3回も侵入したのに続き、この日ミサイルを発射した背景を分析中だ。軍当局者は「北朝鮮が離散家族対面行事で南北関係の和解の雰囲気が醸成される状況で、軍事的な動きを見せていることに注目している」として「例年に比べ空軍など軍事的対応訓練が減った状況で韓米連合演習のキーリゾルブ(KR)演習に対する反発の可能性がある」と話した。北朝鮮は東海(トンヘ、日本名・日本海)や西海に配置したり実践配置を控えたミサイルの試験発射を随時進めたりしているが、発射時点が「和戦(戦いをやめるために和合すること)」の両面戦術の可能性もあるという意だ。
金章洙(キム・ジャンス)大統領府安保室長は、朴槿恵(パク・クネ)大統領に状況を報告して予定されていたUAE王世弟の晩餐出席日程を取り消した。