【コラム】朴槿恵時代の維新(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.21 16:10
合意はない。送電塔、4大河川、海軍基地、世宗(セジョン)市、天安(チョナン)艦、牛肉…。大きな社会的葛藤を残した事件が絶えない。そのどれ1つとして合意や承諾がない。解決方法が異なる可能性はある。問題は、事実関係さえ互いに認めないという点だ。専門家たちも同じだ。葛藤を調停しなければならない政界は、むしろあおっている。25日は朴槿恵(パク・クネ)大統領が就任して1年。政界はまだ選挙後遺症に苦しめられている。民主党は光化門(クァンファムン)に出て行った。
韓国社会が合意した目標を失ったためだ。合意できる手続きも共に消えた。以前のやり方は無力になったが新しい道を作ることもできなかった。各自の主張はあっても共感はない。権威主義時代の民主化運動というのは名前だけでも道徳的尊敬を受けた。向かう道が違っていても認めた。社会的熱望があったし、自己犠牲を土台にしていたからだ。今やその道徳は消え、勝負だけが残った。