【コラム】2018平昌、世界初の親環境オリンピックに(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.21 12:31
江原道(カンウォンド)は、平昌オリンピックに使う電力を新再生エネルギーで100%補って史上初の親環境オリンピックにするという計画を出した。現在も江原地域の発電量の11%を再生エネルギーで充当しており2016年までに比重を16%まで増やすという計画を立てている。これは2030年までに国全体の再生エネルギー比率を11%に上げるという政府の発表よりもはるかに先んじる野心に充ちた計画だ。
これをうまく活用すれば、エネルギー先進国に比べて少し出遅れている韓国に新再生エネルギー革命を起こせる機会になるかもしれない。平昌オリンピックは東京オリンピックより2年先であり、これを成功させれば韓国は世界で最初の100%低炭素親環境オリンピックを行った国となる。
これを機に、韓国が環境・環境産業強国に浮上する可能性もある。重要なのは広報だ。現在も平昌の近隣には風力発電ブレードが列をなしている。1000キロワットの太陽光パネルも道路で見える所に何カ所か設置されている。襄陽(ヤンヤン)や束草(ソクチョ)近海には海洋風力発電が威容を誇っている。これに加えて平昌オリンピック競技場と周辺施設に、気候変化に対応する最新施設を追加で設置して風力・太陽光・バイオマスなどの再生エネルギーの現在と近未来を見せるのも良い方法だ。経済に役立つだけでなく、環境先進国のイメージも誇示できることになるだろう。