「失敗した大韓帝国の改革政策、日帝強制占領のきっかけに」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.14 15:50
「日帝の韓国併合は、朝鮮の民の苦痛と改革熱望に便乗した侵略だった。当時、大韓帝国の反改革的政策が日帝侵略の口実を提供した」。
ト・ミョンヒ大田(テジョン)大学歴史文化学科教授(54)の主張だ。もしやと思った日本への期待が、苛酷な収奪の結果につながったということだろうか。ト教授が朝鮮に続く大韓帝国が滅びるまでの実状を振り返った本を最近出版した。『韓国近代刑事裁判制度史』(青い歴史社刊)だ。大韓帝国の滅亡には、日帝の武力だけでなく大韓帝国の刑事裁判制度も一役を担ったというのが要旨だ。ソウル大学国史学科で学士・修士・博士学位をとった彼は、進歩指向の学術団体である韓国歴史研究会の会長をつとめたことがある。「比象(ビサン)教育出版社」から出した高校の韓国史教科書の著者でもある。